わたしの大好きなミスチルを紹介します

ファン歴10年超のミスチルファンがミスチルの曲や音楽業界についてレビュー、考察するブログです

「UFO」に見る桜井さんの過ち

ミスチルの曲に「UFO」という曲があります。

IT'S  A WONDERFUL WORLDというアルバムに収録されている曲です。

 

このワンダというアルバムは「蘇生」や「君が好き」「youthful days」など、

どちらかというと前向きで明るいアルバムという印象があるのですが、

影のある曲も含まれているんですよね。

以前扱った「渇いたキス」もそうですし、

 (過去記事参照です↓)

www.mrchildren10love.com

「Bird Cage」もそうですし、そしてこの「UFO」という曲も。

UFOはライブであまり歌われない曲なんですよ。

おそらく桜井さんが前に語っていた「everybody  goes」を歌わない理由と同じじゃないかと思います。

あの頃の価値観が今は共感出来ないという。

まぁそれだけではなくて、歌えない理由は色々とあると思うのですが…

そもそもUFOとはどんな曲か

ミスチルはド直球でひねりの無い曲というのはあまり無いので、

(常套句のようなド直球を逆手に取るような曲もありますが…)

UFOというのももちろん比喩表現です。

歌詞内で具体的には表現されていないのですが、

強いて言うなら「現実逃避」みたいな感じでしょうか。

 

UFOの赤裸々な描写と関係性

 

「上手くいかないことばかりだよ」と

君が肩を落とすから 気が付けば抱き寄せてた

 

惹かれあう男女の描写でこの歌詞は始まります。

一見すると何てことはない、よくある恋愛関係という感じがしますが、

所々不自然な点が出てきます。

 

腫れ物を触るみたいな 核心を避ける話題

 

バランスとるのはやめて 愛を吐き出したら

つぐんでた昨日より 愛のつかえはなくなるけど

どうかなぁ

 

主人公の葛藤している様子が浮かび上がってきます。

「核心を避ける話題」というのが気になるワードです。

 

互いの胸のうちに気付いている以上

僕らは共犯者だ 念を押して確かめなくても

僕を信じきっているあの人を 嫌いになれもしないから

よけい 分かんなくなるんだよ

 

もうここら辺で大分わかってきますよね。

彼らは「共犯者」、そして「僕を信じきっているあの人」

3人の登場人物がいて、「核心を避ける話題」がある。

おそらく「僕を信じきっているあの人」は奥さんであり、

この主人公は結婚しながらも他の女性に気持ちが移っているのではないかと。

 

まぁこの彼女側にもお相手がいて「共犯者」とも捉えられますが、

個人的には主人公目線で「秘密を知っている者同士」という共犯者ではないのかなと思うのですが。

 

非常に赤裸々ですね。

そしてものすごーく桜井さんにリンクしてしまう(笑)

アルバム発売は2002年だけど、この曲が作られたのは一体いつなのか。

時系列的には過去の話になるけど、曲の背景は現在進行形っぽいよね。

締めの歌詞でUFOと繋がる

 

遥か彼方から飛来する未知の光が

僕らを包んで

迷いも苦しみもない世界へと誘う

あのUFOが出てくる夢

僕の心を無重力の宇宙(そら)へ浮かべる

二人を夢の中へ連れてっておくれ

UFO来ないかなぁ

 

UFO出てきましたね。

何が凄いってこの一連の恋愛模様とUFOを結びつけるのが凄い。

絶対に結びつかない2つですよね。

 

主人公の心境が非現実的であり夢見がちだからこそUFOというタイトルともマッチするんだろうな。

現実を受け止めて後悔してる段階ではなくて、

「このままどこかに行ってしまいたいなぁ」みたいな無責任で投げやりな感じ。

このあと死の淵まで落ちていくんだろうなと思うと…(笑)

 

他の曲と比較して見ると面白いですよね。

この頃はまだ楽しそうだったな、とかね。

心境の変化が見えるのもミスチルの味なのかなと思います。

唯一無二の「UFO」

ミスチルの曲で今後ここまで危険な歌詞はなかなか出てこないでしょうね。

出てくるとしたら桜井さんがやばいときではないかと(笑)

そう考えるととても貴重な曲ですね。

この先ミスチルが歌ってくれることはないかもしれませんが、

「こんな曲もあったなぁ」って振り返るときが来ればいいですね。

 

UFO
Mr.Children
2002/05/10 ¥250