わたしの大好きなミスチルを紹介します

ファン歴10年超のミスチルファンがミスチルの曲や音楽業界についてレビュー、考察するブログです

ミスチル嫌いこそ「深海」を聴いて欲しい

ミスチルが好きという人は多いと思います。

でもその反面、ミスチルが嫌い、ミスチルアンチという人も少なからずいるのではないでしょうか。

 

ミスチルの何が嫌いなのか

おそらく、ミスチルが嫌いな人は下記の理由ではないかと思うのです。

 

・バラードばかりで嫌い

・歌詞が嫌い

・ロックじゃないから←主に音楽ファン、ロックファンに多い理由

 

ミスチルが嫌いという人の気持ちを、何となくわたしもわかる気がします。

というのも、わたしも定番のミスチルばかりを好んでいるわけではないからです。

もちろん、みんなが好きな王道の曲も好きですが、

個人的には「ミスチルってそれだけじゃないんだよな」と思っています。

アルバム「深海」について

1.Dive

2.シーラカンス

3.手紙

4.ありふれたLove Story~男女問題はいつも面倒だ~

5.Mirror

6.Making Songs

7.名もなき詩

8.So Let's Get Truth

9.臨時ニュース

10.マシンガンをぶっ放せ

11.ゆりかごのある丘から

12.虜

13.花-Memento Mori-

14.深海

(アルバム「深海」より」)

 

これはアルバムの収録曲一覧ですが、王道的な曲は「名もなき詩」だけです。

あとは曲の知名度も低いですし、何より暗い。

一般的なミスチルのイメージとはかけ離れた楽曲たちだと思います。

バラードというよりも、尖ったかっこいいロックサウンドが特徴です。

ミスチルにはこういうアルバムもあります。

なぜミスチルはバラードのイメージが強いのか

そもそもミスチルはバラードばかりというわけではありません。

ポップな曲もありますし、ロックな曲もあります。

単純にバラードが売れやすい、知名度が高いというだけなんです。

ミスチルのバラードはドラマとの相性が良いし、視聴率がとれることも多い。

 

暗い曲ってメディアには向いてないですよね。

だから埋もれていってしまっているんだと思います。

 

「売れてない=悪い曲」ではないのはみなさんご存じだと思います。

いくら良い曲でも、タイアップが悪かったり、視聴者が求めているものと異なれば売れません。

特にもミスチルは顕著にバラードを求められていますし、需要が高い。

 

桜井さんはそのことを十分にわかっているのだと思います。

だから、ここぞというときには得意なバラードを使い、

タイアップの弱い曲やアルバム曲ではマニアックな曲を使うという手法を行っているんだと思います。

 

好き勝手に自分の音楽をやっているだけでは、ミュージシャンとして食べていけないですよね。

戦略も必要だし、需要にも応えていかなければならない。

それはプロとして活動していく上で必要不可欠なことだと思います。

 

深海が生まれた理由

深海が生まれたのは桜井さんの幅広い音楽性という理由だけではありません。

そのときの桜井さんの状況が関係しているようです。

深海を制作していた頃、桜井さんの精神状態はあまり良くありませんでした。

スキャンダルであったり、音楽活動、メディアへのストレスであったり、

色んな問題を抱えていたんだと思います。

それが上手く反映されたのがこの深海というアルバムです。

 

桜井さんの葛藤や苦しい気持ち、生死をさまようような悲痛さが込められています。

だからこそ、多くの悩んでいる人、苦しんでいる人の共感を呼び、心を打つのかもしれません。

 

 

深海でオススメしたい曲

全体的に社会風刺の曲が多く、刺激的です。

特に「マシンガンをぶっ放せ」はかなり踏み込んだ作品ではないでしょうか。

 

 見えない敵にマシンガンをぶっ放せ Sister and Brother

正義も悪もない この時代を行進していく兵士です

殺人鬼も聖者も凡人も共存していくしかないんですね

触らなくたって神は祟っちゃう

救いの唄は聞こえちゃこないさ

 

見えない敵にマシンガンをぶっ放せ Sister and Brother

天に唾を吐きかけるような行き場のない怒りです

宗教も化学もUFOも信じれるから悲惨で

絡まりあって本心偽って

めくるめくのevery day

僕は昇り また落ちてゆく

何だってまかり通る世界へ Oh...

 

攻撃的で皮肉った歌詞ですが、ガツンと響くものがあります。

「天に唾を吐きかけるような行き場のない怒り」の言い回しが特に好きです。

 

複雑な愛情を歌った「虜」の歌詞もとても魅力的です。

 

金曜日に奴に会ってきたろう?

簡単に別れ切り出せたの?

どうだったんだ 把握していたい

最低な君を

 

狂った様に抱きしめ合った後で

胸の奥が軋むよ

めちゃくちゃに傷つけてみたい気分

無謀なのは承知だぜ だけど傍にいたい

愛を信じたい

 

こういう繊細で歪んだ恋愛の歌詞を書かせると、桜井さんの右に出るものはいないんじゃないかなと思います。

あと、虜は珍しく後半部分に女性のコーラスが入ります。

前半のロックな曲調に、女性の力強く美しいコーラスが入ることで、よりクラシックで深みのある曲に仕上がっている気がします。

 

そして、絶望を歌った「深海」の歌詞

 

失くす物など何もない

とは言え我が身は可愛くて

空虚な樹海を彷徨うから

今じゃ死にゆくことにさえ憧れるのさ

 

連れてってくれないか

連れ戻してくれないか

僕を 僕も

 

連れてってくれないか

連れ戻してくれないか

僕を 僕も 僕も

 

 深海は特殊なアルバム

 深海は、従来のミスチルとは一味違う作品です。

ミスチルが苦手だったという方は是非聴いてみてはいかがでしょうか。

イメージが変わるかもしれません。